第21回演奏会出演ソリストのプロフィール

ソプラノ 菅 英三子 (すが えみこ)

京都市立芸術大学卒業後、ウィーン国立音楽大学に留学、ディプロムを取得して首席で修了。 フランシスコ・ビニャス国際声楽コンクール“コロラトゥーラ・ソプラノ賞”、アルフレー ド・クラウス国際声楽コンクール第二位、ウィーン国際新進オペラ歌手コンクール第一位、 藤沢オペラコンクール第一位及び福永陽一郎賞、オーストリア共和国学術褒賞、出光音楽賞、 青山音楽賞、新日鉄音楽賞、文化庁芸術祭新人賞、宮城県芸術選奨、宮城県文化の日教育文 化功労者章などを受賞。これまで、プラハ国立歌劇場、ブルノ国立歌劇場、ブレーマーハー フェン市立劇場、バート・ヘルスフェルト夏季音楽祭オペラ、ガルス夏季音楽祭オペラ、フ ロリダ・パームビーチ・オペラ、新国立劇場、藤沢市民オペラ、出雲市民オペラ、延岡市民 オペラ、関西二期会、東京室内歌劇場、モーツァルト劇場、仙台オペラ協会などのオペラ公 演や、ヘッセン放送交響楽団、ボストンシンフォニー、NHK交響楽団、日本フィルハーモニー、新日本フィルハー モニー、読売日本交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー、札幌交響楽団、仙台フィルハーモニー、群馬交 響楽団、神奈川フィルハーモニー、アンサンブル金沢、名古屋フィルハーモニー、京都市交響楽団、大阪フィルハー モニー、大阪センチュリー、九州交響楽団など数多くのオーケストラの演奏会に出演、またプラハ国立歌劇場やハン ガリー国立歌劇場の日本公演に参加している他、各地においてリサイタルなどの演奏活動を行っている。現在、東京 芸術大学教授。 


アルト 谷地畝 晶子 (やちうね しょうこ)

岩手大学教育学部芸術文化課程音楽コース卒業。東京芸術大学音楽研究科博士後期課程独唱 科修了。ヨハネス・ブラームスの歌曲研究において博士(音楽)学位取得。第 16 回日仏声楽コ ンクール第 1 位。2012 年度三菱地所賞受賞。第 57 回藝大メサイア、第 28 回 台東区第九、 第 349 回藝大合唱定期ベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」のアルトソロ、第 54 回藝大定期 オペラ「ファルスタッフ」クイックリー夫人を務める。これまでに、J.S.バッハ「クリスマ スオラトリオ」、「ロ短調ミサ」、「マタイ受難曲」、「ヨハネ受難曲」、ヘンデル「メサイア」、 モーツァルト、ヴェルディ、ドヴォルジャーク、デュルフレ「レクイエム」、ベートーヴェン 「交響曲第 9 番」、「ミサ・ソレム二ス」、シューベルト「ミサ曲第 5 番」、「ミサ曲第 6 番」、 メンデルスゾーン「パウロ」「エリヤ」、ドヴォルジャーク「スターバト・マーテル」、マーラ ー「交響曲第 2 番」、「交響曲第 3 番」、「交響曲第 8 番」等においてアルトソリストで出演している。岩手大学、盛岡 大学短期大学、盛岡医療大学校非常勤講師


テノール 谷口 洋介 (たにぐち ようすけ)

国立音楽大学声楽科卒業。在学中は声楽を宮崎義昭、中村健、大石正治の諸氏に師事。1998 年以来、バッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーとして国内外の数多くの演奏会や録音な どに参加し、現在もソリストおよびコーラス主要メンバーとして活躍中。バッハ・コレギウ ム・ジャパンでは 1999 年、クラウディオ・モンテヴェルディ「聖母マリアの夕べの祈り」 でソリストデビュー。 日本での演奏活動を継続しながら 2000 年〜2002 年の間にイタリアに短期留学を繰り返し、 主にオペラレパートリーの研鑽を積んだ。イタリアではベルカント歌唱法をパリデ・ヴェン トゥーリ氏に、オペラレパートリーをヒサコ・タナカ(コレペティトール)に師事した。 日本でのマスタークラスなどで、J.S.バッハのレパートリーをゲルト・テュルク氏に、G.F. ヘンデルのレパートリーをジョン・エルウィス氏に指導を受けた。 2002 年、16 世紀~17 世紀イタリアのマドリガーレをレパートリーの中心に据え、当時の声楽曲の本質である「言葉と 音楽の融合」を目指し、鈴木美登里を主宰として声楽アンサンブル「ラ・フォンテヴェルデ」を結成。世界でも数少 ない、クラウディオ・モンテヴェルディのマドリガーレ全曲演奏・録音プロジェクトを完遂。発売された CD は常に高 い評価を得ている。2022 年度第 35 回ミュージック・ペンクラブ音楽賞「室内楽・合唱部門」受賞。 バッハの諸受難曲におけるエヴァンゲリストや、ヘンデルのメサイアなど宗教曲ソリストとして安定した歌唱に定評 がある。また、ワーグナーの歌劇『ローエングリン』でタイトルロールをつとめるなど、オペラでの活躍も注目され ている。 


バリトン 加耒 徹 (かく とおる)

東京芸術大学大学院修士課程を首席で修了。修了時に大学院アカンサス賞受賞、二期会オ ペラ研修所マスタークラスを総代で修了。 バロックから現代音楽、ミュージカルまで幅広いレパートリーを持ち、宗教音楽において は、バッハ・コレギウム・ジャパンとの共演で多くの名演を共にし、BCJ『マタイ受難曲』 の CD に参加する他、2021 年 1 月に上演されたメンデルスゾーン『エリアス』ではタイトル ロールを務め絶賛された。 オペラではモーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロール、『コジ・ファン・トゥ ッテ』グリエルモ、ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』エンリーコ、R.シュトラウ ス『ナクソス島のアリアドネ』ハルレキン、ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』アキッ ラ、黛敏郎『金閣寺』鶴川、J.シュトラウスⅡ世『こうもり』ファルケ、ヘンツェ『午後 の曳航』などに出演。ベルク『ルル』では急遽代役として難役シェーン博士を演じ、表現豊かな演唱で観客を魅了。 オペラだけでなく舞台・ミュージカル作品での演奏も好評で、日生劇場主催『アラジンと魔法のヴァイオリン』『ア ラジンと魔法の音楽会』ではアラジン王子役として全国でツアーを行なう。 メディアでもテレビ朝日『題名のない音楽会』をはじめ、NHK-E テレ『すくすく子育て』NHK-FM『リサイタルノヴァ』 などに出演し活動の場を広げている。 女声合唱団「サーナ・テクセレ」音楽監督、混声合唱団「コール・グラウベン福岡」音楽監督。 洗足学園音楽大学非常勤講師。 


オルガン 能登 伊津子 (のと いつこ)

桐朋学園大学音楽学部ピアノ科、グレゴリオ音楽院オルガン本科、専攻科卒業。オルガンを 鈴木雅明、岩崎真実子の各氏に師事。1994年白川イタリアオルガン音楽アカデミーに於てピ ストイア賞受賞、翌年イタリアピストイアオルガン音楽アカデミーに招待される。同アカデ ミーに於てL.F.タリアヴィーニ、J.L.ウリオールの各氏に師事。1998年スペイン政府より奨 学金を得てダローカ国際古楽セミナーに参加。オルガン、チェンバロ奏者として、数多くの 演奏会やCD録音に出演している。初期イタリア、スペインバロックをレパートリーとするア ンサンブル「メディオ・レジストロ」のメンバー。またバッハやヘンデル等、 後期バロッ クをレパートリーとする「アンサンブル・パルナス」「東京バッハ・カンタータ・アンサン ブル」等のメンバーとしても活動している。CD「メディオ・レジストロ」「スパニッシュ・ プログレッシヴ・バロック」(レコード芸術 準特選盤)をリリース。

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